HOME ■炭素循環農法のお米とは何だろう■
私は、熊本県玉名に住んでおりますが
近くの自然食品店で話をしていると
”炭素循環農法”という言葉を耳にすることが多くなってきました。
【炭素循環農法】を店の人に聞いてみたり調べてみると
森林と同じような生の(C/N比40以上)の高炭素資材を入れるようです。
例えば、キノコの菌床、竹チップ、剪定チップ、籾殻等ですね。
それを表土付近でかき混ぜるという方法です。
高炭素資材を容易に分解できる糸状菌類が主役と考えています。
慣行農法の2倍の収量をあげることができるという事で注目されたようです。
自然農法の考えでは
水田に還すものは、稲わらや籾などの水田で採れるもの
畑に還すものは、周辺の草や収穫残差
果樹園には山のものの落ち葉や剪定したもの、収穫残差という考えがあるので
少し考え方が異なります。
しかしながら、
すごく考え方の土台は参考になります。
炭素循環農法も基本的には多様な土壌微生物層を作ることを考えているようです。
ここはすごくキーポイントですね。
虫がつく作物は、人間の食べ物でなく、虫は腐敗を好み
堆肥を入れれば、腐敗層ができ、「腐敗型」の微生物やミミズが増えると言います。
また、頑張る農業は違うと。
頑張らなければならないのは、自然の法則に逆らっている証拠と。
炭素循環農法のキーポイントとなっているのが
「腐敗型」の菌、「発酵型」の菌、どちらが主になるかという事です。
腐敗型の菌:酸素が不足して、炭素に対して窒素が多くなる(C/N比が低い)と腐敗型へ移る。化学肥料や堆肥を入れる一般の畑では窒素分が多く、酸素不足の土壌では腐敗に進むと。
一方、発酵型の菌は、
酸素がある状態で活動するC/N比の高い有機物を分解する糸状菌類。
と認識しているようです。
【炭素循環農法】の稲では、土壌の発酵をキーポイントとしており
収穫後の株や稲わらの残渣を収穫後にすき込む「秋起こし」を推奨しています。
収獲量が少ない場合(収穫残渣も少ない)、秋起こし時に
雑草や枝葉が混ざった比較的分解しやすいチップ、竹チップ、または、
木質部の多い発酵処理済みチップなど、
分解の難易度が稲わら程度のC/N比70くらいが良いようです。
今回は、
近くの自然食品店で話していた炭素循環農法に関して
少しですが調べてみました。
自然農法では、
水田に枝葉や木質チップ系を入れることはないので
異なるところはあります。
方法論が違うにせよ
土壌の微生物層を豊かにする考えは共通のようです。
農法にはそれぞれいろいろな考え方がありますね。
その方法でうまくいくならば、それでよいと思います。
この方法でないといけないとは言えませんので
考え方に共感できる方法を選んでいくしかないですね。
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