HOME ■自然栽培米ミナミニシキの特殊な苗床作業|健ちゃんファーム■
熊本県玉名市で農薬・肥料を一切使用せずに
自然栽培米ミナミニシキを育てる前田英之さんの苗床作業がありました。
今回の苗箱の数は1500枚です。
大人7人で1日かけて終わらせましたが
前田さんの所の苗床作業は少し特殊なので
すごく作業がしやすいのです。
これも、前田さんが
手伝ってくれる人になるべく負担が無いようにということで
改良を重ねてきた結果ですね。
【目次】
前田さんの自然栽培米ミナミニシキの特徴は
まず、この種籾にあります。
このミナミニシキの種籾は
自然栽培米水田で30年以上自家採種されてきた貴重な種です。
通常、販売されている種子は
F1種子といって雑種1代目
異なる親の性質の種を掛け合せることで
雑種強勢を利用し、両親の優れた性質を組み合わせれるのですね。
しかし、
私達は、F1でなく自家採種した種に価値を見い出しています。
種籾の時点から農薬や肥料を使用しないためもありますが
自家採種した種には、その土地で育ってきた遺伝情報が入ります。
特に前田さんは
農薬と肥料使用しない自然栽培をしているので
その自然栽培で育ってきた遺伝情報が蓄積された種子となっていきます。
前田さんの苗床作業が下の写真です。
この苗床作業は、
本当に体への負担が少ないです。
写真を見てお分かりでしょうか?
大きく2つ特徴があります。
1.水を張っていなく移動しやすい
2.道路沿いに100mの苗床なので、3列だけで歩く移動距離が短い
この2つの特徴は、
長時間苗床作業をすると大きな差を生みます。
5年前の前田さんの苗床作業は下のような感じでした。
泥に足を奪われて、歩けないので
苗箱を並べる作業が大変でした。
前田さんは、手伝ってくれる人の負担を少なくするために
年々と進化をさせてきて今の状態になっています。
前田さんは、一枚一枚の苗箱を
かなり丁寧に置いていきます。
稲の種籾はこれから芽生える稲の赤ちゃんです。
そのため、よく米農家さんは
苗箱を「赤ちゃんをだっこするように優しく運んで下さい」と言います。
優しく苗箱を一つ一つ置いていきます。
今年の稲作りがスタートしました!
前田さんは、今年で農薬も肥料も使用しない
自然栽培歴12年となり今年もより良いお米をお届けしようと思います。
私達は、食べ物は、自然のエネルギーからできていると感じています。
自然のエネルギー(太陽、水、土)を充分に受けて育てるように
自然栽培でミナミニシキを力強く育てていこうと思います。
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